インスタLIVE「性について語りたい!」(性被害支援団体シムト主催)へのご参加・ご視聴ありがとうございました✨

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みなさん、こんにちは! 弁護士の福永智子です。

去るゴールデンウィークの4月29日~5月5日、広島の性被害者・虐待サバイバー支援団体「シムト」主催のインスタLIVEイベント「性について語りたい!」が開催されました。

私は5月3日(テーマ:誰にでも平等ではない!?日本の性暴力に関する法律)と、同4日(テーマ:実は黙っているだけ。被害者はまだいる。~セカンドレイプと#MeToo運動~)に出演させていただき、シムトの代表であるキム・ソンファさんと、性暴力や性被害をテーマに白熱した議論を交わしました。

―あまり知られてこなかった性被害者の実情

―日本の刑法の改正状況と、性的同意をスタンダードとする世界の法制度との隔たり

―暴行・脅迫要件の存在や、性的同意年齢の低さ、セクハラ処罰規定の不存在といった、残された法律上の問題点と、そこから引き起こされるセカンドレイプ(二次被害)

―学校現場、マスコミや政治の場、さらに、裁判官・検査官・弁護士・警察官といった司法関係者に対しても、性に対する偏見(ジェンダー・バイアス、ステレオタイプ)を無くす教育が必要であること

―男性優位の価値観が支配する日本社会では、声をあげる被害者に対し、女性までもが攻撃する異質な構図にあること

―そうした体質が、言いたいことも言えない生きづらい社会を作り、結局自分の生きづらさとして返ってきていること

―だから、他人事ではなく、自分事として、一人ひとりが声を出し、行動しよう!

などなど、時間内に話しきれないほど沢山のテーマをとりあげさせていただき、私自身、大変勉強になりました。

視聴者の皆さんからリアルタイムに寄せられる意見・質問や、キム・ソンファさんのキラー・パスなど(笑)、生配信ならではの状況下で私がうまく答えたり伝えきれなかった所もあったかと思いますが(←次回への反省として活かします💦)、「性暴力を無くしたい」「日本社会と法制度を、もっと良い方向に変えたい」というアツい思いだけは、感じ取っていただけたと思います。シムトの皆さん、そして、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

今の日本の法律や司法では、性暴力(=意に反する性的な行為)のうち、わずかな部分しか救えないという現実があります。

だからこそ、私は、こうした社会運動や活動を大切にしています。

「性」の問題は、自分の身体、性、そして、誰と性的な関係を結ぶか結ばないかについての、自己決定権、つまり人権の問題です。

ゆえに、「一部の人」だけじゃなく、みんなが当事者です。

「一人ひとりが声をあげよう!」というメッセージを、私はこれからも発信し続けていきたいと思います✊

【~当日の様子と映像は、「シムト」さんのこちらのイベントレポートで見ることができます☺~】

※2021年6月に私が講師を務めさせていただく予定だった、広島弁護士会「市民講座」の「性暴力・性被害を取り巻く日本の法律事情」は、緊急事態宣言発令のため中止となりました。楽しみにしてくださっていた皆さん、ごめんなさい。「新型コロナの感染拡大が収まれば、秋に開催!?」との話なので、また予定が決まり次第、お知らせします。